By Michael Baxter -2023年3月11日(Real Raw Newsより翻訳)
先週金曜日に死刑を宣告されたワクチン科学者のティラーは、火曜日の朝、GITMOの職員から「そろそろ音楽と向き合う時だ」と言われ、独房の隅でうずくまっていた。ティラーが手錠をかけられ、独房からキャンプ・デルタ収容所の外に停めてあるハマーまで護送される間、法廷での都合の良い記憶喪失が続いていたのだ。「なぜ、私はここにいるのだろう? 家に帰りたいんだ。何も理解できない」と彼は言った。
彼の突然の忘却は、策略以外の何物でもない、と情報筋は言う。ティラーは法廷の後、脳の損傷や縮みなどの変化を調べるため、MRIやCTの検査を受けた。GITMOの医療機関では、感染症や栄養不足などの問題がないか血液をチェックし、発作の有無を確認するために脳波検査を実施した。その結果、過敏性腸症候群を除き、健康状態に問題はなかった。
それにもかかわらず、ティラーは無知を装い、死刑台に向かう運転手に「ニュージャージーに帰すのか? そして、汚いモーテルの部屋から連れ出してくれてありがとう」と感謝の言葉を述べた。
ダース・E・クランドール副提督と軍楽隊が待つ絞首台に着くと、ティラーは「財布を失くした」ために「チップ」を差し出せなかったことを謝り、「次回は補償します」と言った。
ティラーはクランドール副提督に目をやり、ニュージャージー州ショートヒルズに戻るための交通手段を手配してくれたことに感謝し、そこでヤンセンファーマの仕事を再開したい、と言った。
壇上では、両手の手錠を外され、ボタンを押す吊り手や、最後の儀式に立ち会う米海軍の牧師と握手しようとした。ティラーは「見覚えがない」と言い、「この辺の新参者か」と尋ね、数日後に妻と「夕食をご一緒しましょう」と付け加えた。
そして、クランドール副提督を “フレッド “という旧知の人物と間違えたようだ。彼はクランドール副提督に力強く手を振りながら、「フレッド、フレッド・ドライヤー、どこに行っていたんだい? 久しぶりに会ったね。まだファイザーで働いてるの?」と言った。
ティラーの苦悩に副提督は動じず、「さっさと終わらせよう」と、ティラーの命を絶つボタンを押すよう首吊り担当に命じた。その瞬間、彼はロープに吊るされたまま死んでしまった。