By Michael Baxter -2023年6月21日(Real Raw Newsより翻訳)
アメリカ海兵隊は月曜日の朝、元FEMA長官のブロック・ロングを逮捕し、扇動的陰謀と反逆罪で起訴したと、エリック・M・スミス将軍の事務所の関係者がReal Raw Newsに語った。
マイケル・ペンスの推薦でドナルド・トランプに任命されたロングは、2017年6月23日~2019年3月8日の間、連邦緊急事態管理庁長官を務めたが、公用車を個人的な旅行に使用したことに対する倫理的な苦情が批判され、その時点で “辞任”した。
情報筋によると、トランプ大統領は、2017年のハリケーン・ハービーの際、彼の指揮下にあったエージェントがヒューストン市民を恐怖に陥れたことを知り、ロングを解雇したという。
同年8月、ロングは在任中初の大きな自然災害、ハリケーン・ハービーに直面した。彼は、このハリケーンはテキサス州にとって “同州が経験した最悪の災害”として記録される可能性が高く、復興には “何年もかかる”と述べた。
ロングの無知、あるいは部下をコントロールできなかったことが、被害と死者数に大きく影響した、と情報筋は語っている。
風が屋根をズタズタにし、トレーラーが倒れ、豪雨が通りを川に変えるなか、FEMA(連邦緊急事態管理庁)の略奪者たちは、浸水した家々を物色し、嵐に耐えた住民を苦しめた。FEMAのチンピラたちは、後にフロリダ南西部を襲ったハリケーン「イアン」のとき、別の指導者のもとで行ったように、現金や銃を略奪した。
さらにFEMAゲシュタポは、身体障害者や貧困にあえぐ退役軍人を含むホームレスを集め、ヒューストン港に停泊していたFEMAのはしけに乗せた。誘拐された人々は二度と姿を見せず、死んだと推定されている。
FEMAの犯罪性を知ったトランプはロングに詰め寄ったが、彼は責任を否定し、”不正なエージェント”が”自分たちの手で問題を起こした”に違いないと言った。長時間の叱責の後、ロングは犯人をトランプ氏の玄関先まで届けると約束した。トランプはロングに24時間以内に犯人を見つけろ、さもなければ軍事法廷にかけろ、と言った。
しかし、ロングは逃走した。
「トランプ大統領に噛みつかれたブロック・ロングが国外逃亡したことが分かった。彼はブエノスアイレス行きのチケットを買い、そこに隠れていた。私たちが知る限り、彼は月曜日に米国に戻ろうとするまでアルゼンチンにいた。しかし、我々は彼が来ることを知っていた」。
海兵隊はノースカロライナ州ローリーの家を張り込み、UBERが彼を降ろした数秒後にロングを急襲した。情報筋によれば、その家はロングの長年の友人のもので、呼び鈴が鳴ることはなかったという。
「ダメだ、ダメだ、こんなことはできない。私は何もしていない。」海兵隊員が猿ぐつわをし、手首と足首を拘束バンドで縛る中、ロングは叫んだという。
この情報筋は、スミス将軍がどのようにしてロングの待望の帰国を知ったかについては語らなかった。
「違法な政権に知られたくないことがある。ブロック・ロングは軍事法廷に直面することになる」と彼は言った。