By Michael Baxter – 2025年4月21日(Real Raw Newsより翻訳)

この週末、主流メディアはウラジーミル・プーチン大統領が復活祭の停戦を約束したにもかかわらずウクライナへのドローン攻撃を仕掛けたことを激しく非難したのである。復活祭停戦とはゼレンスキーを交渉の席に呼び戻し、4年にわたる執拗な敵対行為を終結させることを目的とした72時間の猶予であった。プーチンは和解の証として、ウクライナ側がロシア連邦保安庁(FSB)に対し、ウクライナの実業家かつ億万長者リナート・アフメトフを引き渡すよう要求したのである。
アフメトフは投資会社システム・キャピタル・マネジメントを通じ約46億米ドルを蓄積し、ウクライナのサッカークラブFCシャフタール・ドネツクのオーナーでもあるウクライナ国内で最も裕福な人物である。2024年6月時点で、彼は世界で785番目の富豪としてランクされていた。
FSB捜査官アンドレイ・ザハロフによれば、アフメトフの表向きの事業は煙幕にすぎず、不正事業の資金洗浄の道具であるという。紛争開始以降、ウクライナ軍が国境の町から拉致した子どもたちを人身売買してきたとされ、その仲介を務めるのがアフメトフであるとザハロフはReal Raw Newsに語った。彼によれば、アフメトフは誘拐された子どもを東欧諸国の買い手に斡旋し、その手数料として数千万ドルを得てきたという確固たる証拠をプーチンは握っているのである。
「この豚野郎も病んだ小児性愛者の一人にすぎない」とザハロフは述べ、「だが彼を摘発すれば行方不明の子どもたちを救出し、さらなる売買を阻止できる。プーチン大統領はゼレンスキーとは話さず、我々の名誉ある国防相アンドレイ・ベロウソフがキエフにアフメトフを引き渡すよう通告し、その見返りに停戦を約束したのである」と語った。
ザハロフによれば、ゼレンスキーが要求を受け入れ、フレミアチ=ポガル国際国境検問所でアフメトフをロシア治安当局に引き渡すと約束したと聞いたプーチンは衝撃で言葉を失ったという。
金曜午後、ロシア・ウクライナ双方の車列が国境検問所に到着し、ウクライナ参謀本部長アンドリー・グナトフは手錠と猿ぐつわを施したアフメトフをロシア側に引き渡したのである。
「彼は今や御用、お好きになさるがよい。プーチン大統領が約束を果たすことを期待する」とグナトフはロシアの特使に告げたのである。
ザハロフによれば、ロシア軍はアフメトフを拘束しブリャンスクの尋問施設へ移送したが、彼らが対面したのは外見はアフメトフに瓜二つながら顔に密着した義顔マスクを着用した偽者であった。マスクを剥がして指紋採取を試みたところ、彼は指先を塩酸に浸しており指紋照合を回避していたのである。
「我々は裏切られた」とザハロフは述べ、「そしてプーチン大統領にもその報告が行っている」と語った。
この裏切りは停戦破棄の正当な理由となり、プーチンは直ちに前線への砲撃とドローン投入を命じ、330名のウクライナ兵を殺害したのである。
「嘘つきには情け無用だ」とザハロフは締めくくり、「偽者も他の戦争犯罪者同様、銃殺刑に処されるであろう」と予告した。