By Michael Baxter -2025年2月9日(Real Raw Newsより翻訳)

もしトランプ大統領とアメリカ軍の介入がなかったならば、カリフォルニア州は今も制御不能な火災に見舞われていたであろう。
トランプ大統領が軍と陸軍工兵隊にカリフォルニアへ派遣し、シエラネバダ山脈の麓にある2つの貯水池から20億ガロンの水を放流するよう命じたとき、カリフォルニア州の指導部――ギャビン・ニューサムのクローンとロサンゼルス市長のカレン・バス――は、バルブを施錠したままにすることを誓った。
州の広範囲で火災が発生し、燃え広がっていた。数百平方マイルに及ぶ5つの火災が住宅や企業を焼き尽くし、住民は安全な場所へ避難することを余儀なくされていた。必死に火災を鎮圧しようとする消防隊は、次々と問題に直面した。消火栓にホースを接続しても水が流れなかったのである。これは、カリフォルニア州が「デルタ・スメルト」という小魚を保護するために、シエラネバダ山脈から南カリフォルニアへの水流を厳しく制限していたためであった。燃え盛る炎を消し止めるには、川の合流地点から水を引く必要があったが、州政府はこの絶滅危惧種の魚の保護を最優先し、消防活動を妨げていた。
トランプ大統領は、人道的精神に基づき、この「目覚めた狂気」を止めるべく、陸軍工兵隊に命じて、カウィア湖のターミナス・ダムおよびサクセス湖のシェーファー・ダムから水を放流させるよう指示した。
しかし、工兵隊がダムに到着すると、抵抗に遭遇した。カリフォルニア州水資源局の職員と、カリフォルニア州兵第79歩兵旅団戦闘チームの隊員らが両ダムに展開し、「州の貴重な水資源を守る」という命令のもと、工兵隊を阻止しようとしていた。
彼らは貯水池周辺に陣地を築き、バルブの開閉スイッチ付近にバリケードを設置していた。ターミナス・ダムでは、州当局者が武装した州兵を従え、工兵隊の技術者に対し「トランプ大統領には州の水資源を管理する権限はない」と主張した。さらに、彼らは「この貯水池はロサンゼルスに水を供給していないため、放流は無意味だ」とも述べた。
両者は互いに虚偽を主張し合い、工兵隊が「この貯水池は連邦政府の所有物である」と断言すると、州兵たちはライフルを構え、「それはどうかな」と挑発的に応じた。
こうして、両ダムで膠着状態が続いた。交渉による解決は不可能と思われた。
この膠着状態を打破したのは、数時間後に到着したアメリカ海兵隊の遠征部隊であった。彼らは「ドナルド・J・トランプの命令に違反する者に対し、致死的武力の行使が許可されている」と通告した。
エリック・M・スミス将軍のオフィスの情報筋は、工兵隊がホワイトハウスに州の妨害行為を報告したことを明らかにした。
「トランプ大統領は、州兵が無価値な魚を守るために人命を危険にさらすことが信じられなかった。工兵隊は技術者集団であり、戦闘訓練を受けていない。彼らは橋を架けるのが仕事だ。だからこそ、大統領は工兵隊員が負傷する前に、問題を解決するための対抗勢力が必要だと判断したのだ」と情報筋は語った。
この対抗勢力を担ったのが、第11海兵遠征部隊および第15海兵遠征部隊であった。
海兵隊はカンプ・ペンドルトンおよびトゥエンティナイン・パームスからOV-22オスプレイおよびUC-12Wヒューロン(ビーチクラフト・スーパーキングエアを軍用改装した双発ターボプロップ機)に搭乗し、ダムへと向かった。オスプレイ部隊はカウィア湖の南岸に数フィートの高度でホバリングしながら降下し、UC-12Wヒューロン部隊は40マイル(約64.4km)北のフレズノに着陸後、南下するための車両を「徴用」した。
カウィア湖に到着した海兵隊は、州兵に対し大統領の命令に従うよう警告した。州兵の指揮官は、経験の浅い若い少尉であり、緊張しながら海兵隊の警告を受け取った。
「増援部隊が向かっている。もし血が流れるとすれば、それは海兵隊のものではない」と海兵隊員は伝えた。
海兵隊の存在を目の当たりにした州兵と州当局者は、勝ち目がないことを悟ったのか、ついにトランプ大統領の命令に従い、ダムへの立ち入りを許可した。
まもなく、数十億ガロンの美しい清浄な水が乾いた消火栓に流れ込み、消火活動に苦しんでいた消防隊はようやく火災と戦うことが可能となった。これにより、さらなる被害が防がれたのである。
トランプ大統領は後に次のように述べた。
「カリフォルニアに水が流れ始めた。州全体の農民たち、そしてロサンゼルスへと水が向かっている」。