By Michael Baxter -April 13, 2021（Real Raw Newsより翻訳）
月曜日の午後の審理は、ベンガジで悲劇的に命を落とした4人の勇敢なアメリカ人を称える厳粛な黙祷で始まった。
ジョン・G・ハニンク副提督は、手錠をかけられたヒラリー・クリントンを見下ろして立っていた。クリントンは、クリス・スティーブンス大使、ショーン・スミス情報官、CIA契約者で元ネイビーシールズのタイロン・ウッズとグレン・ドハーティの写真が表示されたデジタルホワイトボードを避けるために、魂のこもっていない目を明らかにそらしていた。
彼らの死は防ぐことができたが、クリントンはリビアの臨時政府や、ムアンマル・カダフィ殺害後に台頭した反米イスラム過激派グループとの関係を良好にしたかったのだと、ハンニンク副提督は3人の士官による法廷で語った。
「拘束されたクリントンは、アメリカ人の命を守ることよりも、テロリストと友達になることに興味があったのです。多くの人にとって、7年前に起こったことを忘れるのは簡単ですが、私たちは忘れてはいけません。抑留者がアメリカ人の命を軽視したおかげで、4人のアメリカ人がアメリカ国旗のかかった木箱に入れられて家族のもとに帰ったことを忘れることはできません」とハンニンク副提督は法廷で語った。
ハンニンク副提督は、2人の男性と1人の女性に、ジハード主義者がアメリカの外交施設に火をつけた後、スティーブンス大使が黒煙を吸って生きたまま焼かれたときの恐怖を、できる限り身をもって想像してほしいと頼んだ。また、ウッズとドハーティは、アドレナリンに突き動かされて、アンサール・アル・シャリアのメンバーが押し寄せる中、13時間にわたってCIAの別館を守り続け、疲労困憊した。
「クリントンの役割は、もはや確認するまでもなく、周知の事実である。確かに彼女は、侵略が終わるまで知らなかったと言っているが、それは証明できる嘘だ。CIAの別館にいた職員は、1キロも離れていない外交施設が燃えているのを見て、すぐにクリントンの2番手であるウィリアム・バーンズ国務副長官に連絡した。バーンズは午前3時にベッドで寝ていたクリントンに電話をかけ、CIAの契約者たちは別館が次に破壊されることを知っていたので、防衛したいと伝えた。しかし、クリントンはそれを拒否したのだ。」
ハンニンク副提督は、その日の夜に行われた電話会議の録音を再生してみせた。それは明らかにクリントンの魔女の高笑いとバーンズとの会話だった。
「国務省は大規模な攻撃を受けている。アロー（国務省のコードネームでCIAの別館のこと）は守りたがっている。彼らは次は自分たちだと思っている」とバーンズは言った。
「午前3時よ、どうしろって言うの？」 とクリントンが言った。
「アローに許可を出してもいいですか？」
長い沈黙の後、クリントンは「絶対にダメよ。アル・シャリアを敵に回すことは絶対に避けなければならないわ。もしこれが爆発したら、すべてが台無しになってしまうわ」。
そのとき、ハンニンク副提督がテープを止めて、爆弾発言をした。ベンガジの外交団は、CIAがシリアの反アサド派に武器を密輸するための隠れ蓑として利用されていたというのだ。ベンガジにCIAが駐留していることが公になれば、武器密輸作戦は破綻し、リビア暫定政府はリビアの地にアメリカ人が足を踏み入れることを好ましく思わないだろう。
ハンニンク副提督は録音を再生した。
「アローは撤退しなさい、聞いているの？ 次に何が起ころうと構わないわ。彼らは一切動いてはならない」とクリントンが言っているのが聞こえた。
「アメリカ人が死んだらどうするんだ」とウッズが聞いた。
「なるようにしかならないわ。明日の朝、私に説明して。私はベッドに戻る」とクリントンは言った。
ハンニンク副提督がテープを切った。「この件で彼女の有罪を決定するために、もっと聞く必要があるでしょうか？ 私はそうは思いません。テープが物語っています。あなた方の前に座っている被拘禁者は、4人の男性の死に直接責任があり、責任を取らなければなりません。彼女は彼らの死に加担しており、反逆罪を犯しています」と述べた。
彼は、法廷で聞いたことを理解するよう求め、火曜日の午後に審理を再開すると言った。
＜参考：2012年アメリカ在外公館襲撃事件＞
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